前年度版と現行版を、一つの単価表として扱わない
公定価格の公式掲載ページには、年度ごとの告示と、施設類型ごとの別表が掲載されています。改定を確認するときは、前年度版と現行版の行や金額を同じ表へ継ぎ足さず、それぞれの資料版として確認します。
改定差分は、前年度版と現行版を分け、同じ条件をそろえてから比較します。
公開日だけで資料版を選ばない
年度途中の掲載や改正がある場合、資料を見つけた日付だけでは、どの年度・予算枠の数値かを確定できません。前年度の補正と現行年度の当初を同じ比較列に置くと、改定差分を取り違えます。
告示名、対象年度、予算枠、適用期間、確認日を資料ごとに記録してから比較する。
現行年度の改定論点は、資料版と対象範囲を分けて確認する
現行年度の見直し資料には、保育士・幼稚園教諭等の処遇改善と、小規模な定員帯の保育所等における調理体制の充実が記載されています。いずれも改定資料で確認できる論点ですが、園ごとの単価や適用可否を、この説明だけから決めることはできません。
改定の名称だけで金額を読み替えず、現行年度の別表・対象範囲・認定済み条件を順に確認します。
処遇改善の率や調理体制の対象定員帯は、改定資料の数値です。この記事では転記せず、資料版と確認日を示した一次資料一覧で確認します。
比較する条件を固定する
| そろえる条件 | 分けて記録する条件 |
|---|---|
| 施設類型と認定区分 | 前年度版・現行版の資料名と版 |
| 施設所在地と地域区分 | 各年度に対応する別表 |
| 利用定員、年齢区分、保育必要量 | 各年度の加算・減算の掲載状況 |
所在地、利用定員、年齢区分、保育必要量が違えば、表の参照先も変わります。年度だけを変えた比較にしたい場合は、これらの条件を先に固定し、差分の理由を分けて読みます。
年度差分を見る前に、比較対象の施設条件が同じかを確認します。
現行ツールの結果は、現行版の保育所条件として読む
現行版の内訳を保存する
試算に使った所在地、利用定員、年齢別在籍数、選択した加算・減算と、結果に表示される資料版を一組で残します。
過去年の金額を推測で差し替えない
前年度の別表を確認していない段階で、現行版の単価だけを置き換えて差額を作りません。加算・減算の扱いも資料版ごとに確認します。
対象外を別に確認する
現行ツールの結果は、過去年との比較額や個別の給付額を示すものではありません。過去年の比較は、対応する一次資料で別に照合します。
このサイトは現行の私立保育所の基本分を対象にしたモデルです。年度をまたぐ差額、個別の請求額、改定の適用可否は計算・判定しません。
改定内容は、確認する順序を決めてから読む
- 改定の概要を見たら、最初に何を確認しますか。
対象年度と資料版を先に確認します。そのうえで、自園の施設類型・所在地・利用定員が、見直し資料と現行別表のどちらの範囲に入るかを分けて確認します。
- 処遇改善の記載があれば、試算額へそのまま足せますか。
足せません。処遇改善等加算は認定済みの条件と現行別表を確認してから扱い、改定概要の記述だけで個別額を決めません。
- 調理体制の見直しは、すべての保育所に同じように反映されますか。
一律には扱いません。対象となる施設条件と現行別表の扱いを確認し、この試算で未接続の条件は所轄の案内と一次資料へ戻って確認します。
現行の保育所条件を確認する
比較条件を整理する
施設類型、所在地、利用定員、年齢区分、保育必要量を、年度版をまたいで比較できる形に整理します。
現行の保育所条件を試算する
現行の所在地、利用定員、年齢別在籍数と、実装済みの加算・減算を入力します。
前年度版は別表で照合する
前年度版の比較は、現行の結果を読み替えず、対応する告示・別表と適用期間を確認してから行います。
所在地・利用定員・年齢別在籍数を入力し、現行の保育所版としての内訳と、資料版・確認日を確認できます。
現行の保育所条件を試算するこの記事は、年度別の資料を混同しないための確認手順です。個別の給付額、改定の適用可否、請求額は判断しません。
この記事が参照した一次資料
- (子ども・子育て支援制度に関する)政省令
該当なし/令和8年度当初/確認日 2026-08-22