令和8年度当初

基本分単価の試算(所在地・利用定員・年齢別の在籍数から)

所在地から地域区分を判定し、利用定員と年齢別の在籍数をかけ合わせて、私立保育所の基本分単価を月額で試算します。加算・減算は確認済みの入力条件だけを反映します。使った告示・通知と確認日を結果に添えます。

先に入力欄へ進む(必須は都道府県・市区町村・本園の利用定員)

計算方法

所在地から地域区分を判定し、利用定員の区分で単価の水準を決める仕組みを使います。その単価に、年齢区分ごとの実際の在籍児童数を掛けて合計した額が、基本分単価の総額です。利用定員は単価の水準を決める区分であり、総額そのものを直接決めるのは実際の在籍児童数です。入力する前に、項目ごとの確認先は試算ツールの入力項目ごとの確認先で確かめられます。

地域区分・定員区分・年齢区分ごとの単価そのものを表で引きたいときは、保育所の基本分単価一覧を使えます。

基本分単価とは

基本分単価は、公定価格のうち子ども1人あたりの月額の土台になる金額です。令和8年度当初の単価表(こども家庭庁の告示・別表第2)では、地域区分、利用定員の区分、年齢区分、保育標準時間か保育短時間かの別ごとに金額が決まっています。たとえば20/100地域・利用定員20人・4歳以上児・保育標準時間の基本分単価は、月額150,500円です(確認日 2026-09-03)。ここに処遇改善等加算や各種加算・減算が積み上がって、施設ごとの公定価格になります。

計算の流れ

  1. 所在地から地域区分を判定する
  2. 利用定員の区分で、単価の水準を決める
  3. 年齢区分ごとの単価に、実際の在籍児童数を掛けて合計し、基本分単価の総額を出す
  4. 確認済みの入力条件がある加算・減算だけを反映する
  5. 使った告示・通知と確認日を結果に添える

基本分単価のあとに加算・調整・特定加算がどの順で積み上がるかは、保育所の公定価格の計算の流れで1枚の表にまとめています。

対象
私立保育所の基本分単価
計算の前提
月初の在籍状況による月次のモデル計算
確認日
2026-09-03
手元に揃える書類(7種類)を見る

入力前の準備

試算の前に手元に揃える書類(7種類)

入力値は、市町村から届いた通知や園の記録で確かめられます。通知の名称や書式は市町村で異なるため、手元に無いものは所轄市町村に確認してください。加算ごとの書類は試算前の確認事項の一覧にもあります。

市町村から受けた利用定員の確認の内容
利用定員の入力に使う(利用定員で単価が決まる仕組み)
月初の在籍児童の年齢と保育必要量の記録
年齢別の在籍数の入力に使う(在籍児童数の影響)
処遇改善等加算の認定通知
通知に書かれた加算率を入力する(処遇改善等加算の加算率)
保育ICT推進加算の認定通知
対象施設として認定されている場合だけ選ぶ(認定の確認)
主任保育士専任加算の認定通知
対象施設と適用状況の確認に使う(認定の確認)
療育支援加算の認定通知
認定された区分だけを選ぶ(認定の確認)
職員体制図(保育士の配置状況)
配置改善加算などの申請書類の記載事項になる(申請書類の記載事項)
新設・変更項目の反映状況を見る

制度版の変更

新設・変更項目の反映状況

過去の国の試算ソフトにない令和8年度当初の変更点のうち、計算へ含めた項目と表記だけを更新した項目を表示します。ここに載らない項目の扱いは、各入力欄の説明と試算結果の「含まれない項目」で確認できます。

国の試算ソフトとの計算結果のずれは『国の試算ソフトと令和8年度の計算結果がずれる理由』、年度ごとの改定点は『公定価格改定を年度版と条件をそろえて比べる方法』で確認できます。

表記を更新
処遇改善等加算は「区分1及び区分2」の呼称で表示します。
試算に反映
保育ICT推進加算は、認定済みの施設について3月分だけを試算へ含めます。分園がある場合は市町村確認を案内します。
試算に反映
主任保育士専任加算と療育支援加算は、認定済みの場合に月初の利用子ども数で配分します。分園がある場合は市町村確認を案内します。

記入例(東京都千代田区・私立保育所・利用定員60人の場合)を表示しています。実装済みの計算エンジンで告示ベースの単価を通した結果です。

条件に名前をつけて保存する(最大3件・複数の園や前の年度の条件を切り替える)

保存しておくと、公定価格の改定や年度の切り替えのたびに、条件を入力し直さず読み込んで再計算できます。

名前と条件はこの端末のブラウザの中だけに保存し、外部へは送りません。送るのは「保存した」「書き出した」「読み込んだ」という回数だけで、名前や入力値は含みません。ブラウザの閲覧データを消すと、保存も消えます。端末の買い替えや別の端末で使うときは、ファイルに書き出して読み込めます。

書類が手元になくても、代表的な条件で試せます

押すと入力欄が埋まり、結果まで進みます。実際の園の値ではなく、仕組みを見るための入力例です(代表的な条件での試算例と同じ条件)。入力は計算のためにこの端末の画面内で使うだけで、外部へは送りません。

結果に必須の入力:3項目中3項目が入力済み

  • 入力済み:都道府県
  • 入力済み:市区町村
  • 入力済み:本園の利用定員

必須の入力がそろっています。試算結果へ移動する。在籍数・加算・減算は任意で、入れると結果が細かくなります。

施設の前提

認定済み・確認済みの入力は、園の状況から自己判定せず、市町村に確認できた内容だけを入れます。

試算対象月によって、3月分だけ計上される加算の有無や年度年齢の適用が変わります。基本分単価の決まり方は保育所の公定価格の計算方法と基本分単価の内訳で解説しています。毎月入る加算と3月分だけの加算の区別は『毎月入る加算と3月分だけに入る加算の区別』で確認できます。

栄養士等の活用状況は試算で判定しません。市町村に認定された形態だけを選びます。分園がある場合は計上しません。詳しくは『栄養管理加算は、認定済みの活用形態を月次試算へ反映する』で解説しています。派遣・法人本部・外部委託の栄養士が配置か嘱託かは『栄養管理加算で派遣の栄養士・法人本部の栄養士・外部委託は配置か嘱託か』で確認できます。

所在地の都道府県・市区町村から地域区分が決まり、基本分単価が変わります。詳しくは『地域区分によって基本分単価が変わるのは、人件費部分だけが地域差を映すから』で解説しています。

市町村に休日保育対象として認定された年間延べ利用子ども数の見込みを入力します。休日保育の実施状況から対象かは判定しません。分園がある場合は計上しません。詳しくは『休日保育加算は、認定済みの年間延べ利用子ども数で試算する』で解説しています。延べ人数に数える範囲は『休日保育加算の延べ利用子ども数に数える範囲』で確認できます。他施設と輪番で開所するときの申請は『休日保育を他施設と輪番で開所するときの加算の申請』で確認できます。

確認先:施設の所在地の市区町村名。地域区分は告示の別添1の表にあり、この画面で選ぶと自動で決まります。

地域区分:20/100

地域区分は施設の所在地で決まります。園児の居住地では判定しません。全市区町村の地域区分は市区町村別の地域区分の一覧で確認できます。対応表にない市町村の扱いは『地域区分の表にない市町村は「その他」として試算する』で解説しています。

確認先:市町村から受けた利用定員の確認の内容(通知の名称は市町村で異なります)。手元に無いときは所轄市町村に問い合わせます。

認可定員ではなく、市町村の確認で設定された利用定員を入れます。利用定員を変更した場合の単価への影響は『利用定員を変更すると、基本分単価はどう変わるか』で解説しています。定員区分が変わる条件は『利用定員の変更で定員区分が変わる条件』、定員を減らすときの届出は『定員の減少は3か月前まで、設置者の変更は10日以内に届出』、利用定員が21〜40人の園の調理員は『定員21〜40人の保育所の非常勤の調理員』で確認できます。

分園の定員区分・地域区分の確認手順は『分園がある保育所は、利用定員の総和で定員区分を確認する』で解説しています。利用定員の境目で扱いが変わる項目は利用定員の境目で扱いが変わる項目の一覧で確認できます。

市町村から副食費の徴収免除対象として通知された本園の子ども数だけを入力します。分園の対象範囲は通知で確認してください。詳しくは『副食費徴収免除加算は、市町村の通知で対象児童を確認して試算する』で解説しています。保護者から徴収する副食費・主食費との関係は『副食費・主食費は保護者から徴収する費用で、公定価格の試算には入らない』で確認できます。

小学校との連携・接続の取組は試算で判定しません。市町村に認定された区分だけを選び、3月初日の利用子ども数で配分します。分園がある場合は計上しません。詳しくは『小学校接続加算は、認定済みの取組区分を3月分へ反映する』で解説しています。要件ⅲの協議会で着手と認められる範囲は『小学校接続加算の要件ⅲ:協議会で「着手」と認められる範囲』で確認できます。

賃借料加算は、対象要件と地域類型を市町村が確認した場合だけ選びます。所在地から自動判定しません。詳しくは『賃借料加算は、市町村が確認した地域類型と区分で試算する』で解説しています。前払い・礼金があるときの国庫補助対象期間は『賃借料加算で前払い・礼金があるときの国庫補助対象期間』で確認できます。保育士宿舎借り上げ支援事業との違いは『保育士宿舎借り上げ支援事業は賃借料加算と別制度』で確認できます。減価償却費加算とは同時に選べません(同時に算定できない加算の組み合わせ)。

市町村に確認した追加配置人数だけを入力します。体制要件や対象可否はこの試算で判定しません。人数の上限は、利用定員が120人以下で1人、121人以上で2人です。詳しくは『チーム保育推進加算は、認定済みの追加配置人数を確認して試算する』で解説しています。増収分の使い道と実績報告は『チーム保育推進加算の増収分の使い道と実績報告』で確認できます。加算人数に上限がある理由は『チーム保育加配加算はどんな場合に対象か、加算人数に上限があるのはなぜか』で確認できます。配置系の加算どうしの違いは『配置系の加算5種の比較』で確認できます。併給の可否は市町村に確認してください。4歳以上児配置改善加算とは同時に選べません(同時に算定できない加算の組み合わせ)。

主任保育士を主任業務に専任させるための代替保育士の配置と、複数の対象事業の実施などを市町村が認定した施設だけを選びます。月初在籍数が通知上の利用子ども数と一致する場合だけ入力してください。分園がある場合は、この試算では計上しません。詳しくは 『主任保育士専任加算は、認定内容を確認して月初の利用子ども数で試算する』 で解説しています。災害時の地域支援と月1回の訓練の扱いは『主任保育士専任加算の災害時の地域支援と月1回の訓練の扱い』で確認できます。常勤・専任・兼務の違いは『加算要件の常勤・専任・兼務・非常勤の違い』で確認できます。配置系の加算どうしの違いは『配置系の加算5種の比較』で確認できます。併給の可否は市町村に確認してください。

受けている加算

認定済み・確認済みの入力は、園の状況から自己判定せず、市町村に確認できた内容だけを入れます。加算の対象可否は、この試算では判定しません。

加算率の決まり方は 『処遇改善等加算の加算率はどこで決まるか』 で説明しています。土曜閉所などの減算調整の反映は『処遇改善等加算の加算見込額に、土曜閉所などの減算調整をどう反映するか』、区分2の要件・提出書類は『処遇改善等加算の区分2(賃金改善分)とは』で確認できます。

関連する確認:対象職員→配分方法→実績報告→経験年数の書類

要件の確認:区分1のキャリアパス要件・賃金総額の比較と超過勤務手当/例外の扱い:産休・育休中の保育士

夜間保育所として設置認可を受けた施設だけが対象です。夜間に延長して開所しているだけの場合は選ばないでください。告示表に単価がある定員区分だけを試算します。詳しくは 『夜間保育加算は、夜間保育所として設置認可を受けた施設だけが対象』 で解説しています。

建物の自己所有、整備時の補助の有無などを市町村が認定した場合だけ選びます。都市部かどうかも、人口密度の定義に沿って市町村へ確認してください。詳しくは 『減価償却費加算は、市町村が認定した「標準」「都市部」の区分で試算する』 で解説しています。国庫補助要件での別棟・増築・地方単独補助金の扱いは『減価償却費加算の国庫補助要件:別棟・増築・地方単独補助金の扱い』で確認できます。国庫補助を受けた建物との関係は『施設整備の国庫補助を受けた建物と減価償却費加算の関係』で確認できます。賃借料加算とは同時に選べません(同時に算定できない加算の組み合わせ)。

ICT活用の責任者の選任などの要件を満たし、市町村から認定を受けた施設だけを選びます。3月初日の利用子ども数で配分し、通知所定の単位未満を切り捨てるため、選択時は3月分に限って試算します。この試算の月初在籍数が通知上の利用子ども数と一致する場合だけ入力してください。分園がある場合は、認定通知上の対象範囲と人数の扱いを所轄市町村へ確認してください。この試算では計上しません。詳しくは 『保育ICT推進加算は、認定済みの施設だけを3月分で確認する』 で解説しています。責任者の選任については『保育ICT推進加算の「ICT活用の責任者」は誰がなれるか』で確認できます。導入しても使っていない場合の扱いは『保育ICT推進加算は4つの機能を導入しても使っていなければ対象外か』、「活用」の中身と自治体独自システムの扱いは『保育ICT推進加算の「活用」の中身と、自治体が独自システムを使う場合の扱い』、ここdeサーチの更新は『保育ICT推進加算:ここdeサーチの更新は変更がなくても必要か』で確認できます。

特別地域にある市町村に所在し、利用定員が20人で利用子ども数が15人以下であるなどの要件を満たして、市町村から認定を受けた施設だけを選びます。該当するかどうかは、この試算では判定しません。各月初日の利用子ども数で配分し、10円未満を切り捨てます(端数処理の解説)。分園がある場合は、所轄市町村へ確認してください。この試算では計上しません。詳しくは 『特別地域保育体制確保対応加算』 で解説しています。認定こども園での1号と2・3号の人数の配分は『認定こども園で特別地域保育体制確保対応加算を算定するとき、1号と2・3号の人数はどう配分するか』で確認できます。

療育支援の実施体制に応じ、市町村から認定された区分だけを選びます。障害の有無や要件はこの試算で判定しません。月初在籍数が通知上の利用子ども数と一致する場合だけ入力してください。分園がある場合は計上しません。詳しくは 『療育支援加算は、認定済みの区分と月初の利用子ども数を確認して試算する』 で解説しています。年度途中に障害児が入所・退所したときは『療育支援加算で障害児が年度途中に入所・退所したとき』、専門職の雇用形態は『療育支援加算の専門職の雇用形態』で確認できます。専門職の経験年数の数え方は『療育支援加算の専門職の経験年数の数え方』で確認できます。専門職の時間の数え方は『療育支援加算の専門職の月60時間・90時間は、どう数えるか』で確認できます。取組が一部できない場合の判断は『療育支援加算の取組が一部できないときの要件の判断』、医療的ケア児保育支援事業補助金との関係は『医療的ケア児保育支援事業補助金と療育支援加算の関係』で確認できます。配置系の加算どうしの違いは『配置系の加算5種の比較』で確認できます。併給の可否は市町村に確認してください。

豪雪地帯対策特別措置法の豪雪地帯に所在する施設だけが対象です。地図や所在地から自動判定せず、所轄市町村で確認済みの場合だけ選びます。3月分だけを試算し、分園がある場合は計上しません。詳しくは 『除雪費加算は、豪雪地帯の所在確認後に3月分だけ試算する』 で解説しています。

活動火山対策特別措置法の降灰防除地域に所在する施設だけが対象です。所在地から自動判定せず、所轄市町村で確認済みの場合だけ選びます。3月初日の利用子ども数で配分し、分園がある場合は計上しません。詳しくは 『降灰除去費加算は、降灰防除地域の確認後に3月分を利用子ども数で試算する』 で解説しています。

市町村が認める第三者機関の評価を受審し、結果を公表する要件を満たして認定された施設だけを選びます。受審や公表の可否は試算で判定しません。3月初日の利用子ども数で配分し、分園がある場合は計上しません。詳しくは 『第三者評価受審加算は、認定済みの場合に3月分を利用子ども数で試算する』 で解説しています。申請の期限は『施設機能強化推進費・第三者評価受審加算は毎年12月末までに申請』で確認できます。

市町村から認定された施設だけを選びます。通知上は事務職員の配置を要件としますが、施設長等の職員が兼務する場合又は業務委託する場合は配置不要です。対象要件は試算で判定しません。各月初日の利用子ども数で配分し、分園がある場合は計上しません。詳しくは 『事務職員雇上費加算は、認定済みの加算率と月初利用子ども数で確認する』 で解説しています。配置系の加算どうしの違いは『配置系の加算5種の比較』で確認できます。併給の可否は市町村に確認してください。

処遇改善等加算(区分3)の確認済み人数

人数A・Bは別途通知で確認する人数です。施設側で要件や人数を推測せず、確認済みの人数だけを入力してください。各月初日の利用子ども数で配分し、分園がある場合は計上しません。詳しくは 『処遇改善等加算(区分3)は、確認済みの人数A・Bと月初利用子ども数で試算する』 で解説しています。

関連する確認:対象職員→職位と発令→配分方法→実績報告

要件の確認:キャリアアップ研修の分野・時間・修了

寒冷地手当法上の地域区分を所在地だけから自動判定せず、所轄市町村などで確認済みの区分だけを選びます。通知上は全施設が対象ですが、分園がある場合は所在地ごとの扱いをこの試算では判定しません。詳しくは 『冷暖房費加算は、確認済みの地域区分を各月の単価へ反映する』 で解説しています。

高齢者等の雇用要件、対象となる事業の実施、助成金との関係は試算で判定しません。市町村が認定した年間総雇用時間の区分だけを選びます。3月初日の利用子ども数で配分し、分園がある場合は計上しません。詳しくは 『高齢者等活躍促進加算は、認定済みの年間総雇用時間区分を3月分へ反映する』 で解説しています。非常勤職員の勤務日数・時間の数え方は『高齢者等活躍促進加算の非常勤職員|6時間以上・月20日以上が散発する場合』で確認できます。

防災対策の取組、必要経費、認定の可否は試算で判定しません。市町村に認定された場合だけ選び、3月初日の利用子ども数で配分します。分園がある場合は計上しません。詳しくは『施設機能強化推進費加算は、認定済みの防災対策を3月分へ反映する』で解説しています。取組の経費が目安に届かなかったときの扱いは『施設機能強化推進費加算で、取組の経費が目安に届かなかったときの扱い』で確認できます。

1歳児配置改善加算は、保育士の配置基準に加えて、処遇改善等加算(区分1・2・3)の全区分取得・業務でのICT活用・職員ごとの平均経験年数が基準以上であることもあわせて満たす必要があり、3歳児配置改善加算・4歳以上児配置改善加算(配置基準のみが要件)より要件が複雑です。年度途中に一部の要件を満たせなくなった場合の扱いは 『配置改善加算の要件を、年度途中に満たせなくなったらどうなるか』 で説明しています。要件・加算額の考え方・認定の時期は『1歳児配置改善加算の要件・加算額の計算・認定の時期』で確認できます。ICT要件の考え方は『1歳児配置改善加算のICT要件:登降園と決済は別システムでよいか』で確認できます。

3歳児の保育士配置基準は15人に1人で、改正前の20人に1人を認める最低基準の経過措置は令和10年3月31日までです。この経過措置は公定価格の加算の要件とは別の定めで、この欄は適用の可否を判定しません。経過措置の範囲は 『3歳児の保育士配置基準(15人に1人)の経過措置は令和9年度末まで』 で説明しています。加算の要件・加算額の考え方・認定の時期は『3歳児配置改善加算の要件・加算額の計算・認定の時期』で確認できます。

4歳以上児(年度年齢4歳・5歳)の配置基準は、令和6年度の改正で30人に1人から25人に1人になりました。年齢区分ごとの保育士数の求め方は 『基本分単価の保育士数は年齢区分ごとの比率で決まる』 で確認できます。チーム保育推進加算とは同時に選べません(同時に算定できない加算の組み合わせ)。

配置改善加算が付く園児は年度年齢で決まります。1歳児配置改善は年度年齢1歳、3歳児配置改善は年度年齢3歳、4歳以上児配置改善は年度年齢4歳と5歳の園児だけが対象です。

対象年齢の詳しい考え方は 『配置改善加算はどの年齢の園児に付くか』 で説明しています。配置基準上の保育士数の算式は『配置改善加算は実人数が15人・25人・5人未満でも付くか』、年齢区分ごとの比率は『基本分単価の保育士数は年齢区分ごとの比率で決まる』、ほかの配置系加算との違いは『配置系の加算5種の比較』で確認できます。

当てはまる減算

当てはまるものがあれば選んでください。いずれも市町村の認定・確認によって適用が決まります。

4項目の適用時期・端数処理は 『減算4項目は、いつから・どう計算されるか』 で説明しています。

要件を満たす施設長を置いていない施設に適用されます。2つ以上の施設・事業と兼務し、施設長として職務を行っていない者は、配置したことになりません。兼務や急な代行の扱いは『施設長未配置の減算:兼務・急な代行・乳児等通園支援事業はどう扱われるか』で解説しています。施設長の資格要件は『保育所の施設長の資格要件(設備運営基準の定めと公定価格の要件)』で確認できます。

恒常的な定員超過への該当判定と調整率は自動判定しません。市町村に確認した調整率だけを入力してください。基数は告示の⑥〜⑲b(⑯を除く)で、通知が定める端数処理を適用します。詳しくは『利用定員を恒常的に超えて受け入れると、公定価格はどう減るか』で解説しています。

基本分単価と加算の合計に、閉所日数に応じた率を掛けて差し引きます。国民の祝日と休日は数えません。夜間保育加算を選んだ場合も、この基数に含めます。半日開所や利用希望なしの日の扱いは『土曜日の閉所減算:半日開所・利用希望なし・共同保育は閉所になるか』で解説しています。

安全計画を策定していない施設、または職員への周知・研修・訓練、保護者への周知、見直しのいずれかを満たさない状態が続いた施設に適用されます。年間の運用サイクルは 『安全計画と経営情報等の報告は、年間どう運用すれば減算を避けられるか』 で説明しています。適用されるかどうかの判断は 『安全計画の策定等をしていない場合の減算:何が足りないと適用され、いつ外れるか』 で確認できます。

毎事業年度終了後の期限までに経営情報等の報告を行わず、期限からさらに一定期間が経過しても行っていない施設に適用されます。誰が・いつ・どこへ報告するかは 『経営情報等の報告は、誰が・いつ・どこへ行うか』 で説明しています。適用されるかどうかの判断は 『経営情報の未報告による減算:いつから始まり、いつ外れるか』 で確認できます。過年度分をここdeサーチで報告するときの会計年度の表示は『経営情報等の過年度分をここdeサーチで報告するとき、会計年度の表示が変わっていても報告できるか』で確認できます。

安全計画と経営情報の2つは、2026年7月分から適用されます。試算対象月がそれより前なら、選んでも引かれません。

本園の月初在籍児童数

年度初日の前日時点の満年齢で数えます。年度の途中で誕生日を迎えても、年度内は同じ単価が続きます。保育標準時間・保育短時間の区分(保育必要量)は、市町村が保護者からの申請を受けて認定します。人数の入力が総額に与える影響は『年齢帯ごとの欠員は、基本分単価の総額にどう影響するか』、認定区分の確認方法は『保育標準時間・短時間は、園が推測せず認定区分を確認する』、2号・3号の認定区分と年齢区分の対応は『保育所の公定価格の認定区分(2号・3号)と年齢区分の対応』で解説しています。

年度年齢保育標準時間保育短時間
0歳
1歳
2歳
3歳
4歳
5歳
本園:月の途中で利用を開始又は終了した子ども(任意)

月初の在籍数には含めず、ここに開所日数と人数を入力すると、日割りした額を別行で計算に加えます。対象は保育認定(2号・3号)の子どもだけです。開所日数は、 『月の途中で入園・退園したら、公定価格はどう計算されるか』 で説明している数え方(月途中入園は開始日から月末まで、月途中退園は終了日の前日まで)で数えます。月初の在籍数で試算する場合との違いは『月途中利用の扱い(月初在籍数の試算との違い)』で確認できます。

月途中入退園の子どもがいなければ、入力は不要です。

本園:保育標準時間・保育短時間の認定区分変更(任意)

同じ本園を利用したまま認定区分が変わる子どもは、月初在籍数に含めずここへ入力します。変更日が月の初日なら当月、それ以外は翌月から変更後の区分を適用します。施設変更を伴う場合はこの欄を使わず、所轄市町村へ確認してください。

給付認定の有効期間と変更・取消しの流れは『保育の給付認定の有効期間と変更・取消しの流れ』で確認できます。

対象となる認定区分変更がなければ、入力は不要です。

年間見込み額の月ごとの在籍数(任意)

公定価格は各月初日の利用子ども数で決まるため、年度の途中で在籍数が増減する園は、月ごとの本園の月初在籍数の合計を入れると年間見込み額に反映できます。空欄の月は上の入力表の人数のままです。年齢・保育必要量の内訳は上の入力表の比率で配分し、分園は変わりません。この欄の入力は年間見込み額だけに使い、試算対象月の単価には使いません。入力値は保存・送信しません。

試算結果

2026年4月の基本分単価(モデル試算)

6,844,060円

東京都千代田区/地域区分 20/100(決まり方)/令和8年度当初

施設全体の児童一人当たり月額(平均):114,068円(在籍60人で単純平均)

同じ在籍条件が2026-04〜2027-03の1年間続いた場合の年間見込み額(単純合算)

82,128,720円

月ごとの在籍数の変動や年度途中の入退園は反映していません。在籍数の変動が単価に与える影響は『年齢帯ごとの欠員は、基本分単価の総額にどう影響するか』・『利用定員を変更すると、基本分単価はどう変わるか』、年度途中の入退園の計算方法は『月の途中で入園・退園したら、公定価格はどう計算されるか』で解説しています。

保育ICT推進加算・除雪費加算・降灰除去費加算・第三者評価受審加算・高齢者等活躍促進加算・施設機能強化推進費加算・小学校接続加算の7項目は、3月初日の利用子ども数で配分するため3月分の試算にのみ計上できます。年間見込み額もこの7項目を3月分の計算にだけ含め、他の11か月分の計算からは除外したうえで単純合算しています。

試算の前提

試算対象月
2026年4月
所在地・地域区分
東京都千代田区/地域区分 20/100
本園
利用定員 60/定員区分 56-60/在籍 60人

入力値は保存も送信もされません。印刷・PDF保存では、この前提と内訳が1つの試算表になります。

参考:同じ地域区分・定員区分・在籍数で基本分単価だけを令和7年度の告示(令和7年こども家庭庁告示第9号)の単価に入れ替えると、基本分単価の合計は月6,794,150円、令和8年度の6,844,060円との差は+49,910円です。加算・減算は含みません。詳しくは令和7年度と令和8年度の基本分単価の比較で確認できます。加算・減算の旧新は『令和7年度と令和8年度の公定価格の見直し事項の比較』で並べています。

この試算に含めた加算

加算を選んでいません。基本分単価だけを計算しています。

未選択の施設単位加算を仮に認定された場合

認定の可否・要件充足はこの試算では判定しません。以下は現在の入力のまま該当加算だけを仮に認定されたと置いた場合の概算増加額です。実際の認定は所轄市町村へ確認してください。

市町村から通知された月額との差(任意)

入力した金額はこの画面の中で差を計算するだけで、保存も送信もしません。

試算範囲と、次に確認すること

制度根拠を確認

自治体に確認

結果の位置づけ

試算の扱いと、給付額・収入を保証しない旨は免責事項で説明しています。

条件を変えた場合の月額の目安(早見)

上の試算と同じ計算で、利用定員または所在地の地域区分だけを入れ替えた場合の基本分単価の目安です。ほかの入力(在籍数・加算・減算)は変えていません。地域区分の行は、その区分の代表的な市区町村で計算しています。実際の区分は所在地の市区町村で決まります。

利用定員の区分を変えた場合
条件月額の目安いまの結果との差
利用定員55人(一つ下の区分)7,117,660円+273,600円
利用定員60人(いまの入力)6,844,060円(基準)
利用定員61人(一つ上の区分)6,409,060円−435,000円

定員区分を変えたときの単価の動きは『利用定員を変更すると、基本分単価はどう変わるか』、単価の構成は公定価格の決まり方で解説しています。

地域区分を変えた場合
条件月額の目安いまの結果との差
20/100地域6,844,060円(基準)
16/100地域6,650,450円−193,610円
15/100地域6,602,600円−241,460円
12/100地域6,457,560円−386,500円
10/100地域6,361,260円−482,800円
6/100地域6,168,320円−675,740円
3/100地域6,023,280円−820,780円
その他地域5,878,240円−965,820円

地域区分による差が出る部分は『基本分単価の地域差は人件費部分だけに反映される』で解説しています。

在籍数の表は、年齢区分ごとに1人だけ増減した場合の差です。増やす行は保育標準時間の子として数え、減らす行は保育標準時間の在籍がある区分ではその1人、なければ保育短時間の1人を減らします。入れ替えの表は、保育標準時間の1人を保育短時間に変えた場合の差です。どちらも上の試算と同じ計算で、ほかの入力は変えていません。

年齢区分ごとに在籍を1人増減した場合
条件月額の目安いまの結果との差
0歳を1人増やす(保育標準時間)7,098,630円+254,570円
0歳を1人減らす(保育標準時間)6,589,490円−254,570円
1歳を1人増やす(保育標準時間)7,002,630円+158,570円
1歳を1人減らす(保育標準時間)6,685,490円−158,570円
2歳を1人増やす(保育標準時間)7,002,630円+158,570円
2歳を1人減らす(保育標準時間)6,685,490円−158,570円
3歳を1人増やす(保育標準時間)6,926,300円+82,240円
3歳を1人減らす(保育標準時間)6,761,820円−82,240円
4歳を1人増やす(保育標準時間)6,916,700円+72,640円
4歳を1人減らす(保育標準時間)6,771,420円−72,640円
5歳を1人増やす(保育標準時間)6,916,700円+72,640円
5歳を1人減らす(保育標準時間)6,771,420円−72,640円

在籍数の増減が総額に与える影響は『年齢別の欠員と基本分単価の関係』で解説しています。

保育標準時間の1人を保育短時間に入れ替えた場合
条件月額の目安いまの結果との差
0歳の1人を標準時間から短時間へ6,833,390円−10,670円
1歳の1人を標準時間から短時間へ6,833,390円−10,670円
2歳の1人を標準時間から短時間へ6,833,390円−10,670円
3歳の1人を標準時間から短時間へ6,833,390円−10,670円
4歳の1人を標準時間から短時間へ6,833,390円−10,670円
5歳の1人を標準時間から短時間へ6,833,390円−10,670円

標準時間と短時間の区分は市町村の認定で決まります。確認方法は『保育標準時間・短時間の認定区分の確認』で解説しています。

在籍数が利用定員を上回るなど、制度上の入力条件を満たさない組み合わせは「試算できません」と表示します。表の数値はモデル計算で、給付額や適用を保証するものではありません。

計算の内訳

園児ごとの単価を、年度年齢と保育必要量の組み合わせで出しています。単価計に人数を掛けた額が小計です。

本園

利用定員 60/定員区分 56-60(決まり方)

年度年齢保育必要量基本分単価人数小計
0歳保育標準時間254,57051,272,850
1歳保育標準時間158,57081,268,560
2歳保育標準時間158,57091,427,130
3歳保育標準時間82,24012986,880
4歳保育標準時間72,64013944,320
5歳保育標準時間72,64013944,320
本園の小計6,844,060
本園の児童一人当たり月額(平均)114,068
基本分単価が前提にする保育士数(通知の算式)
  • 4歳以上児 26人 × 1/30 = 0.8人
  • 3歳児 12人 × 1/20 = 0.6人
  • 1、2歳児 17人 × 1/6 = 2.8人
  • 乳児 5人 × 1/3 = 1.6人

配置基準上の保育士数 5.8人 → 小数点以下を四捨五入して 6人。これに、利用定員90人以下の施設は1人(この施設は該当)、保育標準時間の認定を受けた子どもが利用する施設は1人(入力に該当)を加えた 8人が、基本分単価に含まれる保育士数の目安です。

通知別紙2(保育所)の算式で、月初日の在籍人数(日割り・認定変更の行を除く)から機械的に計算した値です。研修代替保育士の費用、これとは別に配置する非常勤の保育士、実際の配置の適否は含みません。公定価格の決まり方で基本分単価の構成を解説しています。基本分単価に含まれる職員と費用の区分は基本分単価に含まれる職員と費用の区分で整理しています。

根拠

使った一次資料

単価と算定方法は、次の告示・通知の本文を直接確認して構造化しています。数値の年度と予算枠を区別し、確認できないものは載せていません。

記事の根拠を含む全ての確認済み一次資料は一次資料一覧ページにまとめています。

公定価格の単価表や試算表を探している方へ。この試算は私立保育所が対象で、認定こども園の試算には対応していません。保育所の単価そのものは基本分単価一覧、施設類型ごとの違いは施設類型の比較で確認できます。