解説

療育支援加算は、認定済みの区分と月初の利用子ども数を確認して試算する

療育支援加算を試算へ入れる前に、市町村の認定区分、月初の利用子ども数、分園がある場合の確認事項を整理します。

選ぶ基準は、子どもの状況だけではなく市町村の認定区分

療育支援加算には、主任保育士を専任化して療育支援等を行う体制に対応する区分と、専門職を活用する体制に対応する区分があります。いずれも、通知が定める対象・体制を確認したうえで、市町村が認定する仕組みです。

試算では、障害の有無や配置状況から対象かを自己判定せず、市町村から認定された区分だけを選びます

認定は施設が所在する市町村が行います。個別の要件への適合、申請の可否、認定区分の選択は、この試算や記事では判定しません。認定内容が手元にない場合は所轄市町村へ確認してください。

認定通知では、対象施設と適用区分を照合する

入力前に、認定通知にある対象施設名と区分を、試算する本園の情報と照合します

  1. 認定された区分

    試算画面では、通知に記載された区分をそのまま選びます。体制の内容から別の区分を推測して選ぶことはしません。

  2. 対象となる施設

    認定通知の施設名・所在地と、試算する本園が一致するかを確認します。法人単位や別施設の認定をそのまま使わないようにします。

  3. 加算率の通知

    加算率を使う区分では、施設に通知された加算率(a)と(b)を確認します。試算は区分に対応する(c)を告示データから反映します。

専門職を配置しているだけで、認定済みと決めない

通知は、専門職の活用時間や対象施設などを含む認定要件を定めています。配置の事実だけから、対象区分や加算の可否を推測することはできません。

市町村の認定通知または確認結果を見て、認定済みの区分だけを試算画面で選びます。

月初在籍数は、利用子ども数と一致する場合だけ使う

告示は、療育支援加算の額を各月初日の利用子ども数で除して単価を求める扱いを定めています。

試算画面の入力欄は月初在籍数のため、通知上の利用子ども数と一致する場合だけ入力します

在籍数という欄名だけから、通知上の利用子ども数と同じだと断定することはできません。月初の利用状況を確認し、一致しない場合は所轄市町村の案内に従ってください。結果は実際の請求額や給付額を保証するものではありません。

分園がある場合は、対象範囲を推測して計算しない

療育支援加算について、分園がある場合の認定対象と各月初日の利用子ども数の扱いを、この試算が機械的に確定できる根拠は確認できません。

分園がある場合は、認定通知上の対象範囲と人数の扱いを所轄市町村へ確認します

試算前に照合する情報
確認するもの照合する資料
対象施設の名称・所在地市町村の認定通知
認定済みの区分認定通知または市町村の確認結果
加算率(a)(b)施設に通知された加算率
月初の利用状況各月初日の利用子ども数と照合できる記録
本園・分園の対象範囲認定通知と所轄市町村の案内

試算画面での入力手順

認定区分、加算率、月初の利用状況をそろえてから入力します

  1. 認定内容を確認する

    市町村の認定通知で、試算する本園が対象であり、適用区分がどれかを確認します。

  2. 月初の利用状況を照合する

    試算に入れる月の月初在籍数が、通知上の利用子ども数と一致することを確認します。

  3. 認定済み区分を選び、内訳を見る

    試算画面で認定済みの区分を選びます。加算率を使う区分では通知された(a)(b)を入れ、結果内訳に療育支援加算が含まれることを確認します。

よくある質問

療育が必要な子どもがいれば、区分を選べますか。

選べません。通知上の要件を満たし、市町村から認定された区分だけを選びます。

専門職を配置していれば、専門職の区分を選べますか。

配置だけからは選べません。市町村が認定した区分を認定通知で確認してください。

分園がある場合も試算に入れられますか。

この試算では入れません。対象範囲と月初の利用子ども数の扱いを、認定通知と所轄市町村の案内で確認してください。

認定済みの区分を、利用子ども数に基づく試算へ入れる

認定区分、月初の利用子ども数、分園の扱いを確認する順序が、療育支援加算を安全に試算へ入れる前提です

市町村から認定された区分と、通知上の利用子ども数に一致する月初在籍数を入力し、療育支援加算の単価内訳を確認します。

公定価格の試算を開く

この記事が参照した一次資料

ほかの解説