解説

令和6年度と令和8年度の保育所の基本分単価を、定員区分が一致する区分で並べる

保育所の基本分単価を令和6年度と令和8年度で比べると、利用定員の区分の刻みが違うため、全区分は並べられません。20人と61人以上の区分に限り、同じ条件の金額と差額を2つの表で確認できます。

並べて比べられるのは、定員区分が一致する区分だけ

令和6年度(令和6年こども家庭庁告示第18号、年度途中改正後)の別表第2と、令和8年度の別表第2では、利用定員の区分の刻みが違います。令和6年度は21人から60人までが10人刻みで、令和8年度は同じ範囲が5人刻みです。

年度ごとに区分の区切りが違う範囲は、同じ行として並べられません。この記事では、両年度で区分が一致する、利用定員20人の区分と、61人以上の区分だけを並べます。

区分の違う行を、近い行とみなして比べない

たとえば令和6年度の21人から30人の行と、令和8年度の21人から25人の行は、対象の定員の範囲が違います。金額が近く見えても、同じ条件の比較にはなりません。

両年度で定員区分、地域区分、年齢区分、保育必要量区分がすべて一致するセルだけを比べる。

地域区分20/100地域、4歳以上児、保育標準時間の例

地域区分と年齢区分、保育必要量を固定して、定員区分ごとの両年度の基本分単価を並べます。下表の金額は記事本文に保存せず、両年度の年度データから表示しています。

差額と増加率は、令和6年度の金額を基準に令和8年度の金額との差を計算した値です。

20/100地域・4歳以上児・保育標準時間の基本分単価(令和6年度と令和8年度)
利用定員区分令和6年度令和8年度差額増加率
20人143,100円150,500円7,400円5.2%
61-70人62,180円65,390円3,210円5.2%
71-80人57,070円60,020円2,950円5.2%
81-90人53,040円55,790円2,750円5.2%
91-100人45,580円48,000円2,420円5.3%
101-110人43,380円45,680円2,300円5.3%
111-120人41,500円43,690円2,190円5.3%
121-130人39,900円42,020円2,120円5.3%
131-140人38,580円40,620円2,040円5.3%
141-150人37,400円39,380円1,980円5.3%
151-160人37,270円39,230円1,960円5.3%
161-170人36,330円38,240円1,910円5.3%
171+人35,470円37,340円1,870円5.3%

表示条件: 地域区分 20/100、4歳以上児、保育標準時間。令和6年度(令和6年こども家庭庁告示第18号 別表第2)と令和8年度の検証済み基本分データから表示。両年度で定員区分が一致する区分だけを並べています。

その他地域、1、2歳児、保育標準時間の例

条件を変えても、見る順序は同じです。地域区分が「その他」で、年齢区分が1、2歳児の場合の両年度の金額を並べます。

年齢区分や地域区分が変わると金額の水準が変わるため、自園の条件に近い表を選んで読みます。

その他地域・1、2歳児・保育標準時間の基本分単価(令和6年度と令和8年度)
利用定員区分令和6年度令和8年度差額増加率
20人193,310円203,660円10,350円5.4%
61-70人123,690円130,420円6,730円5.4%
71-80人119,330円125,840円6,510円5.5%
81-90人115,890円122,220円6,330円5.5%
91-100人109,740円115,800円6,060円5.5%
101-110人107,830円113,800円5,970円5.5%
111-120人106,210円112,090円5,880円5.5%
121-130人104,840円110,650円5,810円5.5%
131-140人103,700円109,440円5,740円5.5%
141-150人102,680円108,370円5,690円5.5%
151-160人102,700円108,370円5,670円5.5%
161-170人101,880円107,510円5,630円5.5%
171+人101,130円106,730円5,600円5.5%

表示条件: 地域区分 other、1、2歳児、保育標準時間。令和6年度(令和6年こども家庭庁告示第18号 別表第2)と令和8年度の検証済み基本分データから表示。両年度で定員区分が一致する区分だけを並べています。

この表から読めることと、読めないこと

表の対象は、基本分単価だけです。令和6年度の基本分単価は、年度途中の改正を反映した、令和6年こども家庭庁告示第18号の別表第2の列⑥の金額です。

加算、減算、調整、副食費の扱いは表に含まれません。そのため、表の差額は園に実際に支払われる月額の差を表すものではありません。

基本分単価の差を、園の収入の差として読まない

園の月額は、基本分単価に加え、年度ごとの加算の要件や、実際の在籍数、各種の調整によって決まります。年度間の基本分単価の差だけでは、その園の収入の増減は分かりません。

自園の条件での月額は、試算で加算と減算を含めて確認し、委託費の通知と照合する。

年度版の改定資料を読む順序は年度版の公定価格改定の比べ方、令和5年度を含む4年度の並べ方は令和5年度から令和8年度までの4年度の推移表で確認できます。

地域区分・利用定員区分・年齢区分・保育必要量区分ごとの令和8年度の金額を、一覧で引けます。

令和8年度の基本分単価一覧を開く

よくある質問

21人から60人の園は、令和6年度と比べられませんか。

この記事の表では並べていません。両年度で定員区分の刻みが違うためです。比べるときは、告示の別表を開いて、自園の利用定員が当てはまる行を年度ごとに確認してください。

表の令和6年度は、当初の別表ですか。

いいえ。年度途中の改正後の別表(令和6年こども家庭庁告示第18号)の金額です。当初の別表とは読む資料が異なります。

他の地域区分や年齢区分の金額は、どこで見られますか。

令和8年度の金額は、地域区分・定員区分・年齢区分・保育必要量区分ごとに掲載しています。

自園の条件で試算する

市町村を選択すると地域区分を表示し、基本分と実装済みの加算・減算を比較できます。

結果には計算過程、使った通知・告示、確認日、そしてこの試算に含まれていない項目を表示します。

所在地から地域区分を確認して試算する

この記事は、基本分単価の年度間の並べ方を説明するものです。個別の園の収入見込みや、委託費の適否の判断は扱いません。

ほかの記事の確認事項・よくある質問の一覧

  • 試算前の確認事項の一覧

    この記事の「つまずきやすい確認事項」2件を、ほかの記事の確認事項と対処とあわせて見られます。

この記事が参照した一次資料

ほかの解説

  • 公定価格とは・決まり方:保育所の計算方法と基本分単価の内訳

    保育園の公定価格の決まり方を解説。公定価格とは、特定教育・保育等に要する費用の額で、保護者の保育料とは別の施設側の総額です。基本分単価の内訳は地域区分・定員区分・年齢区分・保育必要量の4つで決まります。計算は基本分単価・加算・減算・園児数の4手順で、試算画面の入力欄も確認できます(子ども・子育て支援法第27条第3項)。

    関連する理由: 共通する試算入力/共通する一次資料

  • 令和5年度から令和8年度の保育所の基本分単価(4年度推移)

    保育所の基本分単価を令和5年度・令和6年度・令和7年度・令和8年度の4年度で並べます。令和5年度と令和6年度は21人から60人までが10人刻みのため、4年度で区分が一致する20人と61人以上の区分に限り、同じ条件の金額と令和5年度との差額を2つの表で確認できます。

    関連する理由: 共通する試算入力/共通する一次資料

  • 令和6年度と令和7年度の保育所の基本分単価を、定員区分が一致する区分で並べる

    保育所の基本分単価を令和6年度と令和7年度で比べると、利用定員の区分の刻みが違うため、全区分は並べられません。20人と61人以上の区分に限り、同じ条件の金額と差額を2つの表で確認できます。

    関連する理由: 共通する試算入力/共通する一次資料

  • 地域区分の表にない市町村の扱い(「その他」で試算)

    施設所在地が地域区分の対応表に見当たらない場合は、入力ミスと決めつけず「その他」の扱いを確認します。所在地による判定と現行ツールでの確認順序を説明します。

    関連する理由: 共通する試算入力/共通する一次資料

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