解説

令和3年度から令和5年度の保育所の基本分単価(20人区分)

保育所の基本分単価を令和3年度・令和4年度・令和5年度で並べます。20/100地域・利用定員20人・保育標準時間の4年齢区分に限り、令和4年度は年度途中の改正の前後も分けて、告示ごとの金額と差額を確認できます。

令和4年度は、告示が2回出ている

令和3年度の別表第2は、令和3年3月31日の内閣府告示第14号が令和3年4月1日から施行したものです。

令和4年度は、令和4年3月31日の内閣府告示第39号(令和4年4月1日施行)と、令和4年9月30日の内閣府告示第98号(令和4年10月1日施行)で別表が示されました。

その後、令和5年2月20日の内閣府告示第17号が、令和4年度の費用の算定について別表第2から別表第5までを改めています。

令和4年度の金額は、読む告示によって変わります。年度を遡って比べるときは、年度の名前だけでなく、どの告示の別表かを先に決めます。

令和4年度の金額を、当初の告示のまま転記しない

令和4年度の当初の別表(告示第39号と告示第98号)の20/100地域・20人・4歳以上児は124,200円です。令和5年2月20日の告示第17号は、令和4年度の算定について適用すると定めており、同じ欄は126,410円です。

令和4年度の金額は、告示第17号の別表第2(令和4年10月以降)と附則別表第4(令和4年4月から9月)を見る。当初の別表は、改正前の資料として区別する。

20/100地域・利用定員20人・保育標準時間の例

地域区分を20/100地域、利用定員の区分を20人、保育必要量を保育標準時間に固定して、基本分単価(別表第2の列⑥、月額)を並べます。

令和4年度は、改正前の金額と改正後の金額を別の列にしました。令和5年度は、令和5年12月6日のこども家庭庁告示第15号の別表です。

20/100地域・利用定員20人・保育標準時間の基本分単価(月額・円)
年齢区分令和3年度令和4年度(改正前)令和4年度(令和5年2月改正後)令和5年度(令和5年12月改正後)
4歳以上児125,110124,200126,410131,550
3歳児132,900131,930134,300139,820
1、2歳児195,500194,140197,590205,970
乳児273,460271,480276,500288,680
令和3年度から令和4年度(改正後)、令和4年度(改正後)から令和5年度の差額(月額・円)
年齢区分令和3年度から令和4年度(改正後)令和4年度(改正後)から令和5年度
4歳以上児+1,300+5,140
3歳児+1,400+5,520
1、2歳児+2,090+8,380
乳児+3,040+12,180

表の金額は、別表第2の最初の表(20/100地域)の列⑥の基本分単価で、括弧書きの注の単価ではありません。

令和4年度の改正前の金額は、令和4年4月から9月の告示第39号の別表と、令和4年10月以降の告示第98号の別表で同じ4つの金額でした。

この表から読めることと、読めないこと

表の対象は、20/100地域・利用定員20人・保育標準時間の基本分単価だけです。

他の地域区分、他の定員区分、保育短時間の金額、加算、減算、調整は含みません。令和3年度から令和5年度の別表も、地域区分ごとに別の金額を示しているため、自園の条件の表は告示の別表第2で確認します。

基本分単価の差を、園の収入の差として読まない

園の月額は、基本分単価に加え、加算の要件や、実際の在籍数、各種の調整によって決まります。年度間の基本分単価の差だけでは、その園の収入の増減は分かりません。

自園の条件での月額は、委託費の通知と照合する。現行年度の試算は、下の試算ツールで加算と減算を含めて確認する。

金額の差を、特定の制度改正の効果として読まない

令和3年度と令和4年度の改正前を比べると、令和4年度のほうが低い欄があります。表の差額は、年度ごとの改定の内容が合わさったもので、どの改正がいくらを動かしたかは、この表だけでは分けられません。

改正の中身を知りたいときは、各告示の本文と新旧対照表を、同じ施設条件でそろえて読む。

よくある質問

令和4年度の単価は、どの金額を使えばよいですか。

令和5年2月20日の内閣府告示第17号による金額が、令和4年度の算定に適用されます。告示は公布の日から施行し、令和4年度の費用の額の算定について適用するとしています。令和4年4月から9月の算定は、附則別表第4を使います。

21人以上の定員区分や他の地域区分は並べていないのですか。

この記事では並べていません。令和3年度から令和5年度の各告示の別表第2に、地域区分と定員区分ごとの金額があります。自園の条件の行を、年度ごとに同じ区分でそろえて読んでください。

令和5年度以降の単価は、どこで比べられますか。

令和5年度から令和8年度の推移は令和5年度から令和8年度の比較で並べています。

次に読む記事

令和5年度以降の単価は令和5年度から令和8年度の基本分単価で、年度版の改定資料を読む順序は年度版の公定価格改定の比べ方で、基本分以外の見直し事項は令和7年度と令和8年度の見直し事項の比較で確認できます。

地域区分・利用定員区分・年齢区分・保育必要量区分ごとの令和8年度の金額を、一覧で引けます。

令和8年度の基本分単価一覧を開く

自園の条件で試算する

市町村を選択すると地域区分を表示し、基本分と実装済みの加算・減算を比較できます。

結果には計算過程、使った通知・告示、確認日、そしてこの試算に含まれていない項目を表示します。

所在地から地域区分を確認して試算する

この記事は、過去年度の基本分単価の並べ方を説明するものです。個別の園の収入見込みや、委託費の適否の判断は扱いません。

ほかの記事の確認事項・よくある質問の一覧

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