解説

チーム保育加配加算の対象と人数上限の理由(公定価格FAQ No.28・29)

チーム保育加配加算の対象になる配置の考え方と、加算人数に利用定員の区分ごとの上限がある理由、上限を上回る配置をしたときの人件費の扱いを、公定価格FAQ(第32版)のNo.28・29をもとに整理します。

FAQ No.28・29:必要教員数を超える配置が対象。人数には上限がある

公定価格FAQ(第32版)のNo.28は、どのような場合にチーム保育加配加算の対象になるのかを問うています。No.29は、加算人数に上限があるのはなぜかを問うています。

答えは2つに分けて読めます。

基本分単価と他の加算で求められる教員数を合わせた「必要教員数」を超えて教諭等を配置している場合に、その人数に応じて加算されます。

加算人数には、利用定員の区分ごとに上限があります。

No.28・29の問と答え
No.問答えの要点
28どういった場合にチーム保育加配加算の対象となるのか副担任を配置している場合など、低年齢児を中心として小集団化したグループ教育・保育を実施している場合に、「必要教員数」を超えて教諭等を配置していれば、その人数に応じて加算される。利用定員の区分ごとに人数の上限がある
29加算人数に上限があるのはなぜか従前の幼稚園の教諭配置状況や私学助成からの円滑な移行を踏まえて、上限数を設定している

対象になる配置と、数える基準の人数(No.28)

数える基準は「必要教員数」で、実際に配置した教員数がその基準を超えた人数が加算の対象です。

「必要教員数」は、基本分単価で求められる教員数に、他の加算の認定を受けた場合はその加算で求められる教員数を加えた人数です。

No.28が示す加算の考え方
項目FAQの記述
対象になる場面副担任を配置している場合など、低年齢児を中心として小集団化したグループ教育・保育を実施している場合
数える基準基本分単価で求められる教員数に、他の加算の認定を受けた場合はその加算で求められる教員数を加えた「必要教員数」
加算の人数「必要教員数」を超えて教諭等を配置している場合の、その人数
上限利用定員の区分ごとに人数の上限がある

FAQは、3歳児配置改善加算や満3歳児対応加配加算、チーム保育加配加算などの各種加配加算を、各園の実情に応じて必要な加算を選択できるとしています。

なお、この記事の「チーム保育加配加算」は、FAQの事項名に沿った名称です。保育所向けの別の加算である「チーム保育推進加算」とは、名称も記事も分けています。

上限がある理由と、上限を上回る配置の人件費(No.29)

上限は、従前の幼稚園の教諭配置状況や私学助成からの円滑な移行を踏まえて設定されています。

上限は利用定員の区分ごとに決まっており、具体的な人数は同じFAQのNo.29に記載があります。

  1. 上限を設けた理由

    FAQ No.29は、従前の幼稚園の教諭配置状況や私学助成からの円滑な移行を踏まえて上限数を設定したと説明しています。

  2. 上限を上回る配置は可能

    FAQは、施設の判断でこの基準を上回る配置を行うことも可能としています。この場合の人件費は、上乗せ徴収等により賄うこととされています。

上限を上回る配置は、人件費の賄い方を先に決める

加算の人数には利用定員の区分ごとの上限があります。FAQは、施設の判断で上限を上回る配置も可能で、その人件費は上乗せ徴収等により賄うとしています。

配置の計画を立てるときは、自園の利用定員の区分の上限をFAQ No.29で確かめ、上限を上回る配置にする場合の人件費の賄い方を先に決めておく。

確認の順序と、この記事が判断しない範囲

必要教員数の確認、実際の配置の確認、上限の確認、市町村への確認の順に進めます。

  1. 必要教員数を出す

    基本分単価で求められる教員数に、認定を受けている他の加算で求められる教員数を加えます。

  2. 実際の配置と比べる

    実際に配置している教諭等の数が、必要教員数を超えているかを確かめます。

  3. 利用定員の区分ごとの上限を確かめる

    加算人数には利用定員の区分ごとの上限があります。自園の区分の上限をFAQ No.29で確かめます。

  4. 他の加配加算との選び方を確認する

    各種加配加算は、各園の実情に応じて必要な加算を選択できるとされています。

  5. 市町村に確認する

    小集団化したグループ教育・保育に当たるかどうかなど、判断に迷う点は所轄の市町村に先に確かめます。

この記事は、公定価格FAQ(第32版、令和8年7月24日時点)のNo.28・29の整理です。個別の園が加算の対象になるか、加算される人数がいくつになるかを判定するものではありません。

最終的な判断は、所轄の市町村に確認してください。

よくある質問

チーム保育加配加算について、よく聞かれる3点です。

副担任を置いていれば、チーム保育加配加算の対象になりますか。

FAQ No.28は、副担任を配置している場合など、低年齢児を中心として小集団化したグループ教育・保育を実施している場合で、「必要教員数」を超えて教諭等を配置していれば、その人数に応じて加算されると答えています。

加算の人数に上限があるのはなぜですか。

FAQ No.29は、従前の幼稚園の教諭配置状況や私学助成からの円滑な移行を踏まえて、上限数を設定していると答えています。

上限を超えて教員を配置してもよいですか。

FAQ No.29は、施設の判断でこの基準を上回る配置を行うことも可能で、この場合の人件費は上乗せ徴収等により賄うことになると答えています。

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自園の条件で試算する

試算画面の「チーム保育推進加算の追加配置人数」の欄に、市町村に確認した人数を入力します。

結果には計算過程、使った告示・通知、確認日、そしてこの試算に含まれていない項目を必ず表示します。

チーム保育推進加算の欄で試算に反映する

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