解説

幼稚園(教育標準時間認定)の令和7年度基本分単価表の読み方(別表第2・令和7年12月の告示)

幼稚園(教育標準時間認定)の令和7年度の基本分単価は、令和7年12月22日公布の告示第9号の別表第2に、地域区分・定員区分・年齢区分で引く表として載っています。4歳以上児の括弧書きの値、表の下に並ぶ加算の番号、末尾の運営継続支援臨時加算を整理します。金額は告示の原文で確認します。

令和7年度の幼稚園の単価は、別表第2の「幼稚園(教育標準時間認定)」の表にある

幼稚園の令和7年度の基本分単価は、告示の別表第2「幼稚園(教育標準時間認定)」の表にあります。

保育所の表(別表第2「保育所(保育認定)」)や、認定こども園の表とは別の表で、認定区分は1号だけです。

この記事で読むのは、令和7年12月22日に公布された、令和7年こども家庭庁告示第9号の別表第2です。年度の途中に改正された後の表なので、調べる月に適用される版かどうかを、こども家庭庁の掲載ページの公布日と合わせて確かめます。金額は、告示の「幼稚園」のPDFで確認します。

幼稚園の令和7年度の単価の表(別表第2。確認日 2026-10-29)
見るもの表に書かれていること
表題別表第2 幼稚園(教育標準時間認定)
行の軸地域区分(20/100地域からその他地域までの8区分)、定員区分(15人まで〜301人以上の22区分)、認定区分(1号)、年齢区分(4歳以上児・3歳児)
基本分基本分単価。4歳以上児の行には括弧書きの値が並ぶ
表の下主幹教諭等専任加算から運営継続支援臨時加算まで、番号つきの加算(⑲〜㉞)
表の最後定員を恒常的に超過する場合に係る別に定める調整率

令和8年度の表は幼稚園の令和8年度基本分単価表の読み方で説明しています。認定こども園の教育標準時間認定の令和7年度の表は認定こども園(教育標準時間認定)の令和7年度基本分単価表の読み方で読めます。

基本分単価は、地域区分・定員区分・認定区分・年齢区分の4つで引く

基本分単価の欄は、行の4つの軸で1つに絞ります。

表の見出しの番号では、地域区分が①、定員区分が②、認定区分が③、年齢区分が④、基本分単価が⑤です。

1つの定員区分につき、4歳以上児と3歳児の2行があります。地域区分が8つ、定員区分が22なので、基本分の行は全部で352行です。

基本分の表の軸(別表第2。確認日 2026-10-29)
軸表に載っている区分
地域区分(①)20/100地域・16/100地域・15/100地域・12/100地域・10/100地域・6/100地域・3/100地域・その他地域の8区分
定員区分(②)15人まで、16人から20人まで、と続き、301人以上までの22区分
認定区分(③)1号
年齢区分(④)4歳以上児、3歳児
基本分単価(⑤)上の4つで絞った行の欄

4歳以上児の行の基本分単価の欄には、括弧書きの値が並びます。

見出しには(注1)が付いており、注1には、年度の初日の前日における満年齢に応じて月額を調整すると書かれています。括弧の値をどの子どもに使うかは、告示の注と留意事項通知で確認します。

基本分単価の右には、処遇改善等加算(区分1及び区分2)と副園長・教頭配置加算の欄が続きます。

保育所の単価表の読み方を、そのまま当てはめない

幼稚園の表は1号認定だけで、定員区分の区切りも保育所の表とは違います。保育所の単価一覧と同じ軸で探すと、該当する欄が見つかりません。

告示の「幼稚園」のPDFを開き、地域区分・定員区分・年齢区分の順に行をたどります。

基本分の右に続く加算と減算の欄は、ページごとに欄の名前を確かめる

基本分の右には、配置に関する加算、通園送迎加算、給食実施加算などの欄が、ページをまたいで続きます。

1つの地域区分の表は複数のページにわたり、ページごとに欄の見出しが入れ替わります。

確認できた欄は、副園長・教頭配置加算、満3歳児対応加配加算、講師配置加算、チーム保育加配加算、通園送迎加算などです。欄の名前は、必ずページの見出しで確かめます。

定員を恒常的に超過する場合の調整は、金額ではなく、表の最後の「別に定める調整率」の表で定員区分ごとに引く形です。

別のページの欄を、同じ行の続きと読まない

欄の見出しはページごとに入れ替わります。前のページの見出しのまま下のページの数字を読むと、別の加算の値を読み取ってしまいます。

ページを替えるたびに、見出しの欄の名前を読み直します。

表の下に番号つきで並ぶ加算は、行の軸と関係なく探す

表の下には、地域区分や定員区分の行とは関係なく、欄の名前と番号がついた加算が並びます。

番号は⑲から㉞までで、基本額に処遇改善等加算の加算率を使う式のもの、利用子ども数で割る形のもの、特定の月の単価に加算する形のものがあります。

令和7年12月の表の最後の㉞は運営継続支援臨時加算で、令和8年1月初日の利用子ども数で割り、同日の利用子どもの単価に加算する形です。内容は運営継続支援臨時加算(令和7年度)で確認できます。この表に、保育ICT推進加算の欄はありません。

表の下の加算(別表第2。確認日 2026-10-29)
番号欄の名前詳しい読み方
⑲〜⑳主幹教諭等専任加算、子育て支援活動費加算告示の原文で確認
㉑〜㉔療育支援加算、事務職員配置加算、指導充実加配加算、事務負担対応加配加算療育支援加算の認定の確認・講師配置加算と指導充実加算の要件(認定こども園向けの解説)
㉕処遇改善等加算(区分3)区分3の人数の確認
㉖〜㉙冷暖房費加算、施設関係者評価加算、除雪費加算、降灰除去費加算冷暖房費加算の地域の確認・除雪費加算の地域の確認・降灰除去費加算の地域の確認
㉚〜㉛施設機能強化推進費加算、小学校接続加算施設機能強化推進費加算の確認事項・小学校接続加算の確認事項
㉜〜㉞栄養管理加算、第三者評価受審加算、運営継続支援臨時加算栄養管理加算の確認事項・第三者評価受審加算の確認事項

冷暖房費加算は、区分に応じて各月の単価に加える形で載っています。

区分は、寒冷地手当に関する法律の級地(1級地〜4級地)と、激変緩和地域、その他地域に分かれます。所在地がどの区分に当たるかは、告示の表と市町村の案内で確認します。

処遇改善等加算の加算率は、注2に書かれた(a)(b)(c)の意味を先に確認します。(a)は第1条第17号の基礎分における職員1人当たりの平均経験年数の区分に応じた割合、(c)は同条第18号の賃金改善分における別表第2又は別表第3に規定する割合とされています。

表の金額だけで、施設に支払われる額を決めない

給付費は、利用子どもの数と区分、認定を受けた加算、市町村の確認によって決まります。表の1つの欄の金額は、その一部です。

利用子どもの区分と加算の認定は、所在地の市町村に確認します。

令和7年度の単価を調べる順番

  1. 表を開く

    告示の「幼稚園」のPDFで、別表第2の「幼稚園(教育標準時間認定)」を開きます。公布日が令和7年12月22日の版かを確かめます。

  2. 行を絞る

    地域区分、定員区分、年齢区分の順に行をたどり、基本分単価の欄の金額を読みます。4歳以上児の括弧書きは、注1を確かめてから使います。

  3. 同じ行の加算を確かめる

    ページの見出しの欄の名前を確かめ、当てはまる欄だけを読みます。

  4. 表の下の加算を確かめる

    ⑲から㉞までを、行の軸と関係なく確かめます。

  5. 認定と要件を確かめる

    加算ごとの要件は留意事項通知で、認定は所在地の市町村に確認します。

よくある質問

幼稚園の令和7年度の基本分単価は、どの告示のどの表にありますか。

令和7年12月22日公布の、令和7年こども家庭庁告示第9号の別表第2「幼稚園(教育標準時間認定)」です。保育所の単価は別表第2の別の表にあります。

幼稚園の表の行は、何で絞りますか。

地域区分、定員区分(22区分)、認定区分(1号)、年齢区分(4歳以上児・3歳児)の4つです。

令和8年度の表と、表の下の加算の並びは同じですか。

番号の範囲は⑲〜㉞で同じですが、令和7年12月の表の最後の㉞は運営継続支援臨時加算で、保育ICT推進加算の欄はありません。令和8年度の表は別の記事で確認できます。

この試算で、幼稚園の給付額は出ますか。

出ません。この試算が扱うのは認可保育所です。幼稚園の給付額は、告示の別表第2と所在地の市町村の案内で確認します。

次に知りたいこと

令和8年度の表との違いと、加算ごとの要件を確認すると、単価表の読み間違いを防げます。

令和8年度の幼稚園の表は、幼稚園の令和8年度基本分単価表の読み方で確認できます。

療育支援加算は療育支援加算の認定の確認、栄養管理加算は栄養管理加算の確認事項で確認できます。

令和7年度と令和8年度の保育所の単価の変わった点は、令和7年度と令和8年度の基本分単価の比較で確認できます。

地域区分・利用定員区分・年齢区分・保育必要量区分ごとの保育所の金額を、一覧で引けます。幼稚園の金額は、この一覧には含まれません。

令和8年度の保育所の基本分単価一覧を開く

認可保育所の公定価格を試算する

この試算が扱うのは認可保育所です。幼稚園の給付額は、試算結果に含まれません。

認可保育所の公定価格を試算する

保育所・認定こども園・幼稚園・小規模保育・事業所内保育・家庭的保育・居宅訪問型保育の単価表の読み方の記事を、別表の番号とあわせて並べています。

令和8年度 公定価格 単価表の読み方を事業類型別の一覧で見る

ほかの記事の確認事項・よくある質問の一覧

  • 試算前の確認事項の一覧

    この記事の「つまずきやすい確認事項」3件を、ほかの記事の確認事項と対処とあわせて見られます。

この記事が参照した一次資料

    ほかの解説

    • 公定価格とは・決まり方:保育所の計算方法と基本分単価の内訳

      保育園の公定価格の決まり方を解説。公定価格とは、特定教育・保育等に要する費用の額で、保護者の保育料とは別の施設側の総額です。基本分単価の内訳は地域区分・定員区分・年齢区分・保育必要量の4つで決まります。計算は基本分単価・加算・減算・園児数の4手順で、試算画面の入力欄も確認できます(子ども・子育て支援法第27条第3項)。

      関連する理由:

    • 小規模保育事業A型・B型・C型の令和7年度基本分単価表の読み方(別表第3・令和7年12月の告示)

      小規模保育事業の令和7年度の基本分単価は、令和7年12月22日公布の告示第9号の別表第3に、A型・B型・C型が別々の表で載っています。行と列の区分、型ごとの違い、表の末尾に並ぶ加算の番号を、令和8年度の表との違いも含めて整理します。金額は告示の原文で確認します。

      関連する理由: 共通する試算入力

    • 保育所の令和7年度基本分単価表の読み方(別表第2の行と列・加算欄の並び)

      保育所の令和7年度の単価は、令和7年12月の告示の別表第2「保育所(保育認定)」にあります。地域区分・定員区分・認定区分・年齢区分の行と、保育標準時間・保育短時間の列で基本分単価を引く方法と、地域区分ごとに続く5ページの欄の並び、表のあとに続く㉑〜㉝の加算を整理します。金額は告示の原文で確認します。

      関連する理由: 共通する試算入力

    • 保育所の令和6年度基本分単価表の読み方(別表第2の行と列・加算欄の並び)

      保育所の令和6年度の単価は、令和6年12月の告示の別表第2「保育所(保育認定)」にあります。地域区分・定員区分・認定区分・年齢区分の行と、保育標準時間・保育短時間の列で基本分単価を引く方法と、地域区分ごとに続く4ページの欄の並び、表のあとに続く⑳〜㉜の加算を整理します。金額は告示の原文で確認します。

      関連する理由: 共通する試算入力

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